こんにちは、壁紙です。
最近、Lightroomを本格的に写真整理に導入したこともあって自分の写真を後からしっかり見直す機会が増えました。
すると思うことが、
「俺ってこんなにヘタクソなの!??」
ってこと。うまく撮れてたはずの写真なのに、全然思い通りになってない。
「どうすればいいんだろう?」って思ったとき、逆に「自分の撮りたい写真って何だろう?」という疑問が自分の中に生まれました。
今回は私なりの「写真哲学」を語ります。(気持ち悪いw)
このブログ初めて以来の超大作になりそうなので、4部立てでお送りします。
私の写真哲学
十人十色
写真家は世界にごまんといますが、ある程度本腰を入れて写真を撮っている人には写真の「テーマ」というものがあるのではないかと思います。メッセージとも言いますでしょうか。写真って要は現実世界を切り取る作業なので、その世界のどこをどう切り取るかは人によって多様でしょう。
私のテーマ
そんな中私の伝えたい世界は、人々の日常。または人の人生。そういうものを表現したい。その人がどんな人でどんなことをしていてどんな考えがあるのか。そういうことを表現できる写真を撮りたいと思うのです。
写真を始めたきっかけ
ある”おもちゃ”
私は今年で17を数える若造なんですが(とはいえ毎日体が言うことを聞かずにウンウン言ってます…)、カメラというものを覚えたのは結構小さい頃でした。
多分親のカメラを触る機会はあったのでしょうが、初めて自分のカメラとして手にしたのは多分小学3年とかそれくらいでした。チャレンジの付録についていたフィルムカメラが最初のカメラでした。同じ年代の人なら「あ~!!あれねw」ってなると思います。本当に単純なもので、変更できるのってフラッシュのON/OFFくらい(フィルターを変更することもできましたが、面白いくらい解像しなくなります)で、いわゆるばかちょんカメラです。私の彼女は韓国人なのでこれ言いたくないですね。。。まあそれは別として。フィルムも高いし現像もまたお金がかかるのであんまり気ままには撮れませんでしたが、それでも初めて手にしたカメラのインパクトといったら大きかったです。
デジタル化への一歩
写真をたくさん撮り始めると、フィルムじゃ写真を撮るのにも見るのにもお金がかかるっていうんで、デジタルカメラが欲しくなってきました。ちょうど祖父が年代物のオリンパスのデジタルカメラを持っていて、それを譲ってくれました。確かオリンパスのC-2000だったと…。単三乾電池4本で動くので結構重かったのを覚えています。それでも写りは段違いに良く(実際今見てもこれはすげーなって思います)、使いこなせはしなかったもののいいデジカメデビューでした。
新しいデジタルへ乗り換え
C-2000もさすがに年季が入っていたんで、電池カバーが壊れてしまいました。しかも本体側からの壊れだったので修理は不可能…。ということで新しいデジカメを買うことに。近所の量販店でちょうどセールをやっていたfe-46を親に買ってもらいました。これも実はオリンパス。fe-46はC-2000とは違っていわゆる「コンデジ」に近いものでした。実際今まで私が持ったカメラの中では一番小さいです。しかも乾電池二本で動くので、小型軽量、電池が簡単に入手可能という優れもの。ただし性能はよくなかったです。画質も(設定と腕も影響したでしょうが)悪くて写真は皆眠い感じ…。動作ももっさりしていて、電池持ちはあまりよくありませんでした。
小さい「一眼」
さて、ここまでカメラを買い替えていると思うのが、「もっといい写真を撮りたい」。今まで「いい写真」に頓着したことはあまりなかったのですが、このころから「写真の出来」を気にするようになります。当時はまだ一眼がどういうものかよくわかっていなかったし、さすがに一眼を買うお金もなかったので高性能デジカメに落ち着きました。この時買ったのが、CanonのPowershot SX220 HS。なんだかんだ今までずっとオリンパスユーザーだったので、大転換でしたw とまあPowershotの特徴って言ったら一眼レベルのカスタマイズ性です。P、Tv、Av、Mなんて普通についてますし、これをダイアルでクリクリッと変えるんです。それに限定的ではあるんですが、MFも使える。開放値は3.2であまり明るくはなかったんですが、それでも光学14xはえげつない…。ワイド端は35mm換算28mm、テレ端は35mm換算で391mmに及びます。しかもデジタルズーム4xなので実質1568mmまで寄れるという…画質は荒れますが。このカメラで写真を「極める」ということを学びました。満足いくまで被写体に張り付いて設定をいじくる。いいかどうかは別として、こういう経験が一眼を持った時に役立ちました。
腐っても鯛
中学に入りました。別に写真は本格的にやっていたわけではなかったのですが、この頃から親の一眼をこっそり持ち出し始めました。親の一眼もこれはまた古くて…。EOS Kiss Digital Nといういまじゃ骨とう品認定受けそうな機種。EOS Kissとしては結構先駆け的な存在だったんじゃないかと思います。
相棒との出会い
中学三年の時だったと思います。だいたい3年前。さすがにDigital Nは古いということで親が新しいカメラを買うことにしました。普段一眼もって撮影なんてしない癖に新しい一眼買ったんですよねうちの親は…。まあそれはともかく。これが現在の相棒、X7iとの出会い。性能は飛躍的に向上して何だか写真がうまくなった気分。SDカードも使えるし、画面はタッチパネルだぞ!すげ~!ってな感じでした。Digital Nは結構操作性でいうと微妙だったんですが…X7iはPowershotに似た画面っていうのもあってすごくとっつきやすかったです。今日じゃもう「連写コマ数が少ない!」だの「高感度側弱すぎ!」だの言ってますが、最新の一眼と比べても十分です。まあぜいたくは言いたいですけど…。このカメラ買ったときにDigital Nは下取りに出したんですが、レンズは使えるってことで残しておきました。しかもX7iにもキットレンズがついてきてここで初めて知らず知らずのうちに「レンズシステム」を組んでいました。一つがSIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DCでもう一つはCanon EF-S 18-135mm F3.5-6.3 IS STM。AF性能は雲泥の差があるので普段は18-135をさしておいてテレ側が足りないときにSIGMAに差し替えるようにしていました。後々AF並みにMF鍛えてからはSIGMA一本でしたが…。この時初めて「レンズを変える」という体験をしました。今までは一度もなかったこの経験が、私をレンズ沼へ不覚にも引きずり込んでいったのです…。
【次の記事に続く】