開放より2段絞ったところ

徒然なるままに…主にカメラの事を書いていくことになるかと。

星空撮影のメモ【2018/7/16】

こんにちは、壁紙です。

平日は出かける時間もないので、夜に星空にレンズ向けて一人でにやにや感傷に浸っているわけですが、今回も星空撮影の記録をしていきます。

 

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EOS Kiss X7i + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC, 30s, F3.5, ISO400

さてテスト撮影はこうなりました。

この「30秒、開放、ISO400」って私的にはだいたい黄金設定的な感じがありますね…。まあこの写真も一枚として扱うならばちょっと暗すぎますが、比較明合成に使うならこの程度で問題ありません。むしろグルグルするときに星以外が明るすぎても癪なので。

また今回が方位磁針アプリを使って南をとってみました。多分今まで目測(勘)とGoogleマップでやっていたので、はるかに正確かとは思います。

比較明合成をしたものがこちら。

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撮影諸元同じ。約1時間半計169枚の写真をPhotoshopにて比較明合成。

今回は1時間半の撮影時間を撮りました。30分違うだけでも軌跡に与える影響は侮れません。

方位磁針の効果もてきめんですね。方位磁針がなければこういったアプリをインストールしておいて間違えはないですね。

ところで何か星ではなさそうな何かが混じってますね…

これ、実は飛行機の航跡です。点線になっている部分は飛行機の識別灯が点滅するためです。

これはこれでキレイではありますが…さすがに量が多すぎるのと、星という本来のテーマからは外れているためボツです。

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長時間撮っているとこういうこともよくあります。

これは飛行機の軌跡ですね。ほかにも6枚くらい入ってました。

昨日おとといは写って無かったので、ちょっと驚きました。多分月曜日だったのがあれなのかな…?

 まあ比較明合成の写真なら簡単に修正できます。その軌跡が記録されているレイヤーを選択して、黒ペンツールで軌跡を塗りつぶせば簡単に治せますよ。比較明合成ってのは要するに他の写真と「比較」して、「」るいところだけ「合成」するものなので。

直したものがこちら。

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撮影諸元同じ。Photoshopにて比較明合成。各レイヤー透明度の調整。

ちょっとほかのところもいじったりしましたが、こんな感じ。見事に消えたでしょ?

飛行機ばっかは割とどこで撮ってても写りそうですし、編集で消してしまうのは致し方ないのではないかと私は思います…。実際自分の写真に飛行機の航跡写ってたらすごくがっかりしませんか?

色も今回は元の色で出しています。灰色背景ってのも意外と悪くないですね。

それでちょっといじったところっていうのが、透明度の調整です。星空の比較明合成写真界隈では結構一般的なテクニックかと思います。

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前者が今回の写真で後者は前日の写真です。

今回の写真のほうがどことなく「星が流れる感じ」がしませんか?

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こんな感じにレイヤーごとの透明度を変えてあげると、流れるような軌跡が作れます。

あ、作るって言っちゃった…撮るじゃなくて…

この作業を一括でやる方法はどうやらないようで、レイヤー一個づつ透明度の変更をしていくことになります。これがなんだかんだ比較明合成をする上で一番時間食うし面倒くさいパートですが、確実に完成度には寄与します。私も毎回はやりませんがね…。

 

まとめ

全般的に満足度は高い撮影でした。過去3日間の反省を取り入れるだけでもだいぶ写真の出来栄えは変わりました。

また新たなツールの検証も成功したようで、ほっとしています。

次回以降はISOなどの設定に手を加えてみようかなと思います。