開放より2段絞ったところ

徒然なるままに…主にカメラの事を書いていくことになるかと。

fx-82MSをいただきました

前回の記事でもご紹介しましたが、最近ことあるごとに関数電卓を買い集めています。

 

kabegamikamio.hatenablog.com

 関数電卓は同じような電卓でも機能が少し違っていたり、メーカーによってこだわっている部分が違うので非常に面白い世界です。

FX-82MS

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そんな中、今日ちょうどカシオのfx-82MSという電卓を友人からもらいました。

一応現行品ではあるみたいですが、基本的なところは古いタイプの電卓をあくまで踏襲しています。日本版のfx-350MSに当たるモデルでしょうか。この82MSに似たモデルに日本版のfx-290というものもありますが、あれは2010年発売で、ソーラーも搭載されています。

機能はかなり控えめで、最低限のものがついているだけです。以前Kmartというオーストラリアのスーパーで買った10ドルの電卓とほぼ同じです。むしろ等式機能がない分はそれより関数自体は少ないようですが。といっても数値積分やらなんやら機能を詰め込めばいいってものでもないので、これくらいが電卓としてはいい姿なのではないかと思います。

計算精度は…正直微妙でした。例のtan(355/226)は-7,497,094.876 (正解: -7,497,258.185)でした。まあ精度は4桁といったところですね…。HP300s+の8桁とかCanon F-789SGの10桁とかを見てしまうとおもちゃみたいな精度ですが、実際の計算だとそこまで桁数って多くならないので別にいいのかなと…。気になるようなら後々レビューします。

持った感じはかなり重くて、電池はボタン電池ではなくて普通の単三電池が入っているようです。こういうところ時代を感じさせます…。ボタンの感触は他のカシオ機同様に軽めのタッチですが、立て付けはよりしっかりしているような気がします。そして液晶のレスポンスが段違いに良くて、早打ちしていてこんなに気持ちのいい関数電卓には初めて出会いました。JP900なんか高精細な液晶を搭載したのはいいのですが表示にラグがあって早打ちはあまり向かないので、これは感動しました。また机に置いて液晶を見たときに一番みやすくなるように設計されているようで、文字が濃いのに背景が黒つぶれせず本当に見やすい。これが技術ですよ!

まだあまり使っていませんが、一度はあきらめた数式通りや、その先を行く標準表示にも興味がわいてくる、そんな体験を与えてくれる電卓でした。