UbuntuでもZoomを使う

　こんにちは壁紙です。

　新型コロナウイスルの影響で企業や教育機関は遠隔でのミーティングや授業を強いられていますが、そんななか市民権を強めているのがご存知「Zoom」です。

　このZoom、なんとUbuntuほかLinuxにもちゃんと対応していましたので早速導入してみました。

DEBパッケージを入手

　Zoomの公式からLinuxデストリビューションが配布されていますのでありがたくいただきましょう。

Download Center - Zoom

　リンクからZoomのダウンロードサイトを開くと、どのLinuxを使っているか聞かれます。ここで選んだOSやビット数によってDEBパッケージにするかRPMパッケージにするか決めてくれるそうです。UbuntuはDebian系なのでDEBになります。今回Ubuntuのバージョンは18.04.4 LTSなので「14.04+」を選びます。

Zoomのダウンロードサイト

　あとでターミナルでこのパッケージを展開するので、cdするかdbパッケージをホームディレクトリに置くなどしましょう。

パッケージを展開

エラーさえなければ展開して終わりです。
ターミナルより、

$ sudo dpkg -i zoom*.deb

を実行します。

　特に問題がなければ今回の作業はこれで終わりになります。

ライブラリが不足している場合

　場合によってはライブラリが不足している場合があり、その場合はインストールに失敗しますが、ライブラリを継ぎ足してしのぎましょう。私の環境では、

dpkg: 依存関係の問題により zoom の設定ができません:
 zoom は以下に依存 (depends) します: libxcb-xtest0 ...しかし:
  パッケージ libxcb-xtest0 はまだインストールされていません。

とのたまいましたので、不足しているライブラリ「libxcb-xtest0」をさっさと導入します。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install libxcb-xtest0

これで準備が整いましたので、もう一回。

$ sudo dpkg -i zoom*.deb

インストールが終わりました。

終了の儀

念の為起動するか確認します。

$ zoom

インストール成功です

アプリメニューも見ておきましょう。メニューにZoomが仲間入りしています。

右の方にZoomのアイコンが見えます

まとめ

　情報系の大学に行くとLinuxを使うことを強いられるケースもあるので、このような必須ソフトがLinuxでも手に入るのは本当に助かります。今回はターミナルの勉強も兼ねてほとんどの作業をターミナルで行いました。apt-getやaptをうまく使いこなしたいですね……。それでは。

追記(2021/1/21)

Zoomはだいぶ使ってきましたが、Linuxだと仮想背景が使えないなどのビデオ回りに関するトラブルが発生しています。
Windows版ではちゃんと動くとはいえZoomの推奨スペックに届かないデバイスなのでなんとも言えませんが、内蔵グラフィックの動画再生支援機能をうまく使えていないのが原因なのかもしれません。
Cisco Webexなどの他のサービスに関しては分かりませんが、ZoomはLinuxラップトップでは動作が厳しいようです。